タロット占いについて
占い方法
タロットはデータに基づく占い(星占いなど)や外見で判断する占い(手相など)とは異なり、カード自身の持つ神秘的なパワーが占う人のインスピレーションや潜在意識に作用する占いです。タロットカードは、大アルカナと呼ばれる22枚のカードと、小アルカナと呼ばれる56枚のカードで構成されています。タロットカードといわれる78枚のカードから、偶然にひいたカードの意味と象徴性から、質問内容に答えを出す占いです。タロットは象徴性が絵柄で描かれているので、タロット占い師がいかにそれをカードの意味を上手く翻訳できるかによって、占い結果が左右されます。それだけ、占い師の技量が物をいう占いであります。
タロット占いのはじまり
神秘的な魅力を秘めたタロット占い。この占いの発祥の地は、エジプトともイタリアとも中国、インドとも言われますがその謎はいまだ解明されていません。タロットは22枚の「大アルカナ」と、56枚の「小アルカナ」から成り立っていますが、この二つが最初からひとつのものとして創り出されたのかどうかも意見が分かれています。おそらく「小アルカナ」はインドに発祥したチェスのようなゲームから発達したものでしょう。これに対して「大アルカナ」の方は、その絵柄から見て、ヨーロッパで作られたものである可能性が高いようです。
現存する最古のタロットカードは1392年に描かれたものですが、大アルカナ自体がそれ以前から存在していたことは確実と見られ、おそらくその起源は古代世界のさまざまな叡智を受け継ぐキリスト教の異端である「グノーシス主義」の思想を視覚化した図像にあるのでしょう。こうしたことから、特に大アルカナはヨーロッパ隠秘学思想との親和性が高く、多くの秘密結社や魔術団体が、その教義の中にこれらの図像を採り入れてきました。いずれせよ、タロットにまつわるこうした多くの謎が、かえってタロットの神秘性を増していると言えるでしょう。
タロットカードで占えること
タロット占いでは、物事の行方を占います。
たとえば、いまつきあっている彼氏との今後の関係がどうなっていくか、今抱えているプロジェクトはどうなっていくか・・・など。また、イエス・ノーを占います。たとえば、彼は自分に好意を持っているか(イエス)、いないか(ノー)、仕事は辞めた方が良いか、続けたた方が良いか・・・など。 現在のことや近い未来のことなどを占うのに絶大な威力を発揮します。カードの展開はあなた自身の心の影響を強く受けます。占う時は「こういう結果が出て欲しい」といった期待や「ほんとに当たるのかな?」などという疑念を捨て去ることが必要です。自分の心を「無」にすることで、カードはあなたに最も適切なアドバイスを与えてくれるのです。しかし、「心を無にする」と言ってもただ単に漠然と占うことは感心しません。「恋愛運」なら、恋愛問題の中であなたが占いたい事柄を明確にすること。そこから占いはスタートするのです。当然同じ問題について何度も占い続けるのはタブーです。どうしても占いたい場合は、せめて24時間くらいおいてからにしてください。仮に良い結果がでなかった時でも、メッセージの中に必ず未来を良い方向へ導くためのヒントが隠れているはずです。それを見落さないことが大切です。そして、状況が変わったらまた同じ問題について占ってみてください。あなたの心の状況が変われば、未来も必ず変わるはずです・・・。
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